遅れてしまったごめんなさい! 第4回です。Tシャツのデザインを考えていると、さまざまなアイデアが無難すぎてパニクった前回。果たして、脱無難できるのか? やっぱり無難がいいのか?
無難から逃れたい。人が着てるTシャツってどんなんだろ?と改めて注目してみる。
やっぱりどれも無難じゃない。戦ってる!うん、戦わねば!
Tシャツの役割を考える。
・一目見てビルのゲーツだとわかるTシャツ(キャンペーン用)
・ビルのゲーツというタイトルの面白さが伝わるTシャツ
・できれば普段も着たい
この条件を満たすという意味では、きっとロゴTシャツとかがホントはいいんだろうけど、それだとなんかTシャツにした時の、面白味というか、引っ掛かりが少ない気がする。何かを足すか引くかして、フックを付けないと。
「ビルのゲーツ」とはどういう公演になるのか。
・第33回公演
・総勢13人の群像会話劇
・ゲートコメディ
んー、あとなんだろうなあ。
1回目の稽古の時に配られたレジュメを見てみよう。
なるほど、見ていく芝居ね。ビルのゲーツか。あらためて面白いなあ。面白い字だなあ。
あ!
この字!
これだ!
はじめの稽古で配られたレジュメの上田のこの字を、Tシャツにプリントすれば……。
出来た!
思いついた勢いで、早速辻井さんに電話。
諏「すいません、デザインのことでご相談なんですけど、手描きの小さい字をスキャナでスキャニングして、そのデータをイラレかなんかでパスにしてもらって、それをデザインとすることなんてできますかね?」
辻「できますよ!」
諏「それ、お願いします!では早速明日レジュメ渡しますね」
次の日レジュメを渡す。
辻「じゃあ、色など決まりましたらまたご連絡ください」
諏「色!そっか、そりゃそうか。色もそうだよな」
んー、普通に考えて、これは紙に描かれた手書き文字なのだから、白生地に黒文字は基本であるだろうなー。あと何だろう。グレーとかかなあ。
数日後、エレファントさんからイメージ図ができたというメールが。
うん!やっぱりいい!色はとりあえずもう一度考えることにして、この方向で進むことに。
(つづく)