「サマータイムマシン・ブルース」は、僕らが大学生のころに作った、大学を舞台にしたSF青春コメディです。
当時は青い檸檬のようだった我々も、今では結成20年の節目を迎え、終演後の楽屋には子連れが増え、鏡前には薬が並び。
そしてメンバーはそれほど変わってませんでした。
そこであいつらの今現在をやるとどうなるだろう、と思いついたのが、「サマータイムマシン・ワンスモア」です。「ブルース」の15年後にあたる話。夏のタイムマシンの話をもう一度、今の力で作ってみようと思います。
しかも乗じて「ブルース」の方も再演するという。これはそもそも大学生を今の僕らが演じるという無理がある話ですので、そこは大目に見てもらおうと思います。演劇の嘘として。
「ブルース」と「ワンスモア」は、同じ舞台を使ってやります。どちらか一つでも、見比べていただくのでも。

―― 上田誠

第37回公演「サマータイムマシン・ブルース」


夏、とある大学の、SF研究会の部室。
SF研究を一切しない部員たちと、その奥の暗室に居をかまえる、カメラクラブのメンバーたち。
そんな日常に、ふと見ると、部屋の片隅に見慣れぬ物体。
「これってタイムマシンじゃん!」どうやらそれは本物。興奮する一同。
先発隊に選ばれた3人は早速タイムマシンに乗り込み、昨日へと向かうが…。

2001年初演。2003年の再演を経て2005年に本広克行監督により映画化されたヨーロッパ企画初期の代表作を13年ぶりに再演。

作・演出=上田誠
出演=石田剛太 酒井善史 角田貴志 諏訪雅 土佐和成 中川晴樹 永野宗典 西村直子 本多力 / 早織

第38回公演「サマータイムマシン・ワンスモア」


タイムマシンが現れた「あの夏の日」から、15年後。
SF研究会の元メンバーたちと、隣のカメラクラブの部員たちは、再びこの部室にやってきた……。

「サマータイムマシン・ブルース」の15年後を描く続編「サマータイムマシン・ワンスモア」を全国11都市で上演。

作・演出=上田誠
出演=石田剛太 酒井善史 角田貴志 諏訪雅 土佐和成 中川晴樹 永野宗典 西村直子 本多力 /
藤谷理子 城築創 岡嶋秀昭 早織

20周年お祝いコメント

世間や宇宙を軽くナメきった阿呆たちを乗せた伏線回収車が、すべてを台無しにしながら事象の果てに突入する、最先端科学の了見で図画工作された、ブンボーグ量子ゆらめく百次元くらいある時空間が、最末端価格で楽しめる、ヨ(略)パ企(略)、大好きです!
―― 少年王者舘 天野天街

初めてヨーロッパ企画を見たのは、Windows5000でした。その時、リアルなお芝居、発想の斬新さ、シュールでお洒落な笑い、全てに衝撃を受けながら観劇したのですが、1 番驚いたのはカーテンコールのダメさでした(笑)。もう忘れられない! 今舞台を終えた役者のオーラが、ひとっつもない!ボケーっとして(笑)
代表して石田君が喋ってる間もまぁみんなバラッバラのとこ見て、ひどいやつは隣の役者と私語してる!なんだ?このダメなカーテンコールは!と結局1番カーテンコールで笑ったのを覚えております。それから何年経ったことでしょう。20周年、本当におめでとうございます!!
最後に一言だけ。永野くん。僕に熱く舞台のお誘いメールを送ってくれて、後日いよいよチケットをお願いしたら、もうありません、ってどういうことですか!ねー。そーいうとこ!そこまで売りきっちゃダメ!ヨーロッパさん!これ以上人気出ちゃダメ!でもまたお芝居 誘ってね。本当に本当に20周年、おめでとうございましたー!!
―― 大泉洋(俳優)

観ている時、右斜め上辺りに、ワイプで抜かれた「寂しさ」とか「怒り」とか「悔しさ」が見えるような気がする。だからいつも安心して笑えるんだと思う。20周年おめでとうございます。大好きです。
―― クリープハイプ 尾崎世界観

変わらぬ同級生感、変わらぬ DIY 精神、そして進化し続ける面白さ…。いつもコッソリ、同じ教室の端っこで観察させていただいている気分です。これからも、そこにいさせてください。ヨーロッパ企画 20周年、おめでとうございます!
―― しまおまほ(エッセイスト)

芸人として「東京で天下を獲ること」しか考えられなかった 20歳の頃は、なぜ京都を拠点に活動され続けるのか分かりませんでした。あれから14年が経って、ようやくその決断の尊さを理解できた気がします。20周年おめでとうございます!
―― 立川吉笑(落語家)

20周年!僕は第20回Windows5000から観させて頂き、今では毎回観劇後の楽屋挨拶で感想 BKB を叫んでやや受けする関係になるまでそう時間はかからなかったです。B ブラボー K このまま B 僕らにヨーロッパクオリティを見せ続け魅せ続けてください。BKB。
―― バイク川崎バイク(お笑い芸人)

常に革命のようなコメディを開発しながら、血まみれで20年走り続ける師匠・先輩方の背中は眩しいです。
演劇界で侮られ続けたコメディという分野で、圧倒的面白さでねじ伏せたこと、やっぱかっこいいです。
ヨーロッパ企画10周年公演の時に文芸助手として参加して「ゴジゲン」と名付けてもらって以来、勝手に自称する弟分劇団ゴジゲンも 10 周年を迎えまして、これからもヨーロッパ企画の周年時には僕らゴジゲンも周年がやってくるのです!
いつまでも追いかけるので、許してください! 20周年おめでとうございます!
―― 松居大悟(ゴジゲン主宰)

まさかの「サマータイムマシン・ブルース」再演と続編「ワンスモア」の2本立て公演! これは興奮を禁じ得ません。変わらないヨーロッパ企画と、どんどん大きな存在となっていくヨーロッパ企画。そのどちらにも期待を寄せております。20 周年おめでとう!
―― 本広克行(映画監督)

10年近く前にヨーロッパ企画のことを知りファンになりました。舞台という特性をアイデアにし、ゲーム世代のネタを足し、ライブでセリフを練りこむ上田さんの手法に共感。お互い京都に住んで自分のペースで企みを形にしている者としても、妙な親近感を持っています。今回の記念公演が楽しみです。
―― 宮本 茂(任天堂株式会社)