日記の季節が来てけつかった。いにしえの日記ページを掘り起こしリンクをXに貼り付けてしまうのは、新世界×テクノロジーの劇をしているからに他ならない。
HPの奥に仕舞ったものを掘り起こすなダボが、と言われる可能性もありますが、X無課金勢の俺には長文を綴る場所がここにしかないのでした。
写真は、なぜか毎回撮ってしまうバラシ終わりの栗東。ぶじ終わったど、と、こっから始まんど、が両方ある。
ドキがムネムネの栗東プレビューを経て、京都公演も賑々しく千秋楽まで駆けました。串かつドローンのソースと、爆笑シャワーを浴びる日々、潤うぅ〜!
黄金トリオおじがズドンと重心整えてくれて、虎ヤンは黒ヤンに改名する必要があるぐらい黒くて、ラーメン香港はデコタンコブ不運で、テクノはジャンジャン横丁あたりでパトローの修理を一生している。
転球さんから角田さんへとワカマツがバトンタッチされたのはいいが、どうやったらこんなボディビルダーからキンジが生まれたのか、ギリ整合性が取れていない。角田さんが細くなるか、俺が太くなるかしかない。話し合います。
歌姫はこぶしが効いた歌唱をしているのに新曲QRコードを永遠に読み込んでもらえず、散髪屋のおっちゃんは新世界のタフな住民が対応できないトラブルにもなんなく対応し、マナツのお父ちゃんは何故ずっと2階に引きこもっているのか分からないほど爆笑をさらう。
といった怪物たちを捌き切ってけつかりやがるマナツもまた、怪物なのでした。新世界を覗くとき、新世界もまたこちらを覗いているのだ。
「来てやに来てや、いつでも来てや、よろずの夏がすぐるとも」というパンチラインが劇中にも劇中歌にも現れるのですが、なぜか聞くたびに泣ける。なににでも置き換えれてしまうとこが。初演の時にはなんも思わんかったのに!8年経ってゴリゴリにおじさんになってもうた。顔の脂とかエグいし。
顔の脂っつうと、本日、ショートショートムービーフェスティバル出展作品の撮影日だったのですが、俺の顔面への寄りの画を撮っている際にスタッフ小林に「金丸さん顔の脂拭いときましょか」とサクッと言われた。
あまりにもサクッと言われたので、刃物で刺されたけど切れ味よすぎて気付かん、みたいなことになっていた。ギトオジね、などと軽妙に返答してしまっていた。
後藤にティッシュを渡される際になぜか「ギトオジ…」と死体蹴りされたあたりでようやく痛覚が通った。死体なのに。
おじさんが加速すると筋肉痛はもちろん、あらゆる角度の痛覚まで遅延するようです。こわい。
顔の脂の話という串カツ顔負けの胃もたれトピックをつらつらと語っているのは、脂の乗った作品が撮れたからだろうて。
初めて映像作品の監督を務めたのですが、たのしいですねえ。よーい、スタート!とか、カット!とか、あれぜったい照れるよなあとかおもてたんですが、いざ発話すると気持ちよさしかなかった。
たのしい、とか思えたのはスタッフを担ってくれた小林中田後藤のお陰でして、シゴデキっぷりに押し潰されそうになるほどのシゴデキで、監督がいちばん緊張しながら現場に存在しました。あの緊張感なかったらぜったい時間こぼしてた。ゾッとする!
メインでがっつり出てくれるのはイキウメの大窪人衛さんです。人衛は同い年で、随分前に一度共演して以来マブでいてくれている最高漢で、今回の演技も圧倒的に最高漢だった。カット!って言わずに、さいこう!って言いながら何度かカメラを止めたほど。
メンバーからは酒井さんも出てくれまして、酒井さんのシーンも、さいこう!って言いながら止めた。さいこうって叫びながらカットかけてる素材が多い映画、優勝出来なかったらそれはもう俺の編集のせいだ。やったんどコラァ。
イベント当日の壇上での舌戦まですでにシュミレーションしている日々です。イジりでマイナスプロモーション仕掛けてきた日にゃあその監督もろとも泥に沈んだるからのぉ。コラァ!
熱に浮かされ劇アゲ映画アゲのムーヴを恥じらいもなくかましましたが、安心してください。ヨロッパ通信内のヨーロッパニュースではメンバーサゲムーヴかましてます。計算合います。
『酒井、白昼堂々ロボハラスメント』『石田、激おしゃバーで渾身のダサムーヴ』『角田、世紀のクソ返答』『大歳、ずっとヤバい』『上田、リカバリーの挙動がバグり散らかす』『永野、逃走中に出演するも逃走出来ず』『藤谷、福岡の虚空に愛を叫ぶ』
以上7つが見出しです。
俺のミスで、上田さんのニュースの文末に「裸の王様である」と書くつもりだったのが抜けてしまっているので、すでにご購入された方はその文章を脳内で補填しながら再度お読みください。
ご購入がまだの方は「岸田戯曲賞を受賞している大作家上田誠が裸の王様であると謗られているだなんてけしからん!でもどういう風に裸の王様なのか気になるなあ!ぜったい買っちゃおう!」という流れでお願いします。
裸の王様のくだりを丁寧にやったあとでは感謝も伝わりゃあしませんが、こっから2ヶ月、舞台上で爆笑浴びれるの最高スンギなので黄金の戯曲をあらっすでしかない。
シンギュラリティが前倒しになるかもという話もありますし、実世界のテクノロジーが劇世界を抜く日も近いんか、はたまた。
鑑賞される皆々様が来てけつかるべき新世界をデリシャスに頬張れるのは今回が最期かもやで。
初演観たしまあえっか、は無しで!そらそや。来てやに来てや、いつでも来てや、よろずの夏がすぐるとも!
9/10(Tue) 02:00 No(14413)